鈴鹿 ツメカリ谷 遡行

2005年8月7日
メンバー: 上原、岸元、岩田、高松

[コースタイム]
出発(9:05), 入渓(9:18), ツメカリ谷出合(9:45), 5m直瀑(10:17), スダレ滝(10:35), 裏見の滝(11:46), 本流を外れる(13:13), 白滝谷本流(14:39), 白滝谷出合(15:23), 遡行終了(16:30)

取水ダム下に降りる道の駐車スペースを越え、山からの道がある橋付近に車を停めて沢支度をして入渓する。沢登りが初めての高松さんがいるのでゆっくりペースで進む。神崎川の瀞場を2箇所泳いだら、右岸の岩にペンキマークがあるツメカリ谷出合に着いた。


神崎川本流を遡行する

最初は暗い感じの廊下状の沢を進むと、核心の5m滝が廊下の奥に見えてくる。泳いで取付き、左側を登る。女性陣はお助けロープのみ使用。この上からは広く明るい渓相になって来る。しばらく行くと簾状の滝(6m)が現れる。右側の水流を岩田が直登、後続はロープで確保して登る。ここは落ちても釜にドボンなので思い切って、フリクションで直登できる。結局、ロープはここだけの使用だけだった。多段10m、階段状10m、いくつかの小滝を越えると裏見の滝、滝の真ん中のバンドをシャワーしながら滝の裏を歩いて右岸に渡る。


裏見の滝

ここからは水量も少なくなってきて、なかなか良い感じの源流の趣きが出てきた。そろそろ、白滝谷へ乗り越すルートを見つけなければならない。ナメ床を過ぎ、左岸からの小さな支谷を越えると、顕著な二股があり左岸に小さなケルンがあったので、そこを右の支谷に進む。約100m登り適当に右の斜面に上がり、1本別の沢の源流 部を越し尾根の上に出る。 記録では鈴鹿の山並が見えるとあるが、あまり展望は開けない。かすかな踏み跡があるのでしばらく尾根を登るが、右の白滝谷に降りる踏み跡が無いようなので、戻って適当に藪の中を降りる。しばらくで水流が出てくるが踏み跡は無い。適当にどんどん降りると白滝谷道に出た。


本流を泳ぐ

予定では白滝谷を降渓する予定であったが、時間も遅いのでそのまま登山道を降りる。神崎川に降り立つと、そこには増水時に使用するのか、ワイヤーを張ったケーブルがあった。火照った身体を水に沈め、ラッコになりながら入山口まで降り、林道までの登りにヒーヒー言いながら今回の沢登りを終えた。ツメカリ谷は難しくない滝が多く、シャワーあり、泳ぎありと快適に楽しめる沢である。


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