ほたるとゆき |
04-01 |
関西蛍雪山岳会 |
日程 | 行先 | 担当 | |||
3/13 | 銀杏峯 山スキー | 上原 | |||
3/14 | 六甲山周辺 | 飯田 | |||
3/19〜3/21 | 栂池 山スキー | 上原 | |||
3/28 | 藤原岳 | 谷岡 | |||
4/3〜4/4 | 乗鞍岳 山スキー | 上原 | |||
4/11 | ボッカ | 村上 | |||
4/17〜4/18 | 山スキー | 秋田 | |||
4/25 | 蓬莱峡 | 岩田 | |||
4/29〜5/5 | 春山合宿 黒部源流 | ||||
5/9 | クライミング | 岩田 | |||
5/15〜5/16 | 白山 山スキー | 上原 | |||
5/22〜5/23 |
富士山 | 岩田 | |||
5/29〜5/30 | 大峰 | 村上 | |||
例会日: |
3月4日(木) 3月17日(水) |
4月1日(木) 4月14日(水) |
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12/20 |
唐松岳 寺山 大学のクラブの後輩、伴君 近藤君 東京出張に行っていた寺山は新宿からの夜行バスで、伴、近藤は大阪より近藤カーで八方尾根スキー場集合。 前夜までのどか降りで、激パウダーを期待してゴンドラへ。ゴンドラの上のリフトは動いていず、天気も今一回復しきらず、ガスの中。のんびりリフトが動き出すのを待つ。この時点でもう9時・・・まだリフトが動かないということは、ゲレンデでもパウダーいける!ということで、2本ほどウサギ平で初すべり! まずまず。でも重い。でも気持ちいい・・・相変わらずガスは晴れないが、いい加減行かないと・・・ということで10時頃ようやく久々のシール登行開始。最上部のリフトは運行の気配もなく、ここはゲレンデを登る。 尾根筋に出ると、強風のためあまり雪がついていない。期待の新雪も、ウィンドクラストで結構重い。 ラッセルもそこそこあり、ペースも上がらない。時折空は晴れ、主稜線を雲瀑が越えていくのが見えるが、ほとんどガスの中。12時を過ぎると、視界も出てやっと晴れてくる。せめて主稜線まで! 2時をリミットにとりあえず進む。ところが、風はびんびんに強くなり、ゴーグル、めで帽なしでは顔も上げられない。ガッツで丸山(2600mくらい)までシールで。スキーをデポすると飛ばされそうになりながら、 さらにガッツでアイゼンに履き替えて歩き出す。ホント飛ばされそう。100mくらい歩いて、あえなく敗退決定。この頃には空は晴天なのだが、風が・・・天気の回復が半日遅かった。 帰りは登り返すガッツはないので、稜線からちょこっと滑っては、トラバースして稜線に戻るパターンでだらだら下山。リフトが動いてないゲレンデ最上部は、結構おいしいパウダーで、地味に満足! 終わりよければ全てよし・・・ やっぱり登山は大変体力の要る遊びだなーというのを実感しました。 |
12/21 |
六甲 秋田 柳瀬 村上 コースは芦屋川⇒茶店⇒六甲山頂⇒有馬のコース。柳瀬さんは初ボッカで22Kの荷物を詰めふーふーいいながら駅に来ました。柳瀬さんが夜勤というのと出発1週間前との事でライト版ボッカにしようと話しながら登ります。村上もバーベル5Kとペットボトルをもらいボッカします。(でも前回よりだいぶ軽かった)3人でいわゆるおばちゃん会話をしながら歩きます。今回発見したのですが、ボッカはメンバーの雰囲気が明るいとラクです。お天気もよく雪を踏みしめながらゆっくりと登ります。途中おたふく山のピークを踏めない(?)というアクシデントにあいながら歩くと樹氷が一面きれいな場所に出ました、ここは本当に六甲か?と一瞬思うほどのきれいさです。3時頃有馬温泉につき新装あらたな銀の湯に入りました。ボッカの後の風呂はまた格別です。 次回の目標は金の湯に入湯することでメンバーの意見が一致し、焼き芋をほおばりながら有馬を後にしました。 |
12/23 |
不動岩 飯窪 寺井 橋本夫妻 村上 岩田 今日の不動はぽかぽか陽気で風も無く最高の登攀日和でした。 午前中は東壁、午後はMCフェースで登攀を楽しみ(苦しみ?)ました。 寺井さんは往年の名クライマーの片鱗をチョコッと見せてくれて、村上さんは不動が2回目でしたが、飯窪に引っ張られてひーひー言いながらも頑張って登っていました。岩田は5.9、5.10b、はテンションかけながら登れたけど、10cはあきませんでした。橋本さんはさすがです。 それと、古い会員への報告ですが、青木の克っちゃんが来ていました。砂かぶりを登っていたら、横のウリウリを登っているではありませんか。声がガラガラ声なので分からんかったけど(前夜、飲みすぎて声が出ないとの事)彼女でした。帰りには道場駅で我々を待っていてくれてビールを差し入れてくれまし た。そしてBMWでさっそうと去っていかれました。 |
12/28〜12/31 |
中央アルプス 越百山〜空木岳 村上・秋田・田中・吉田・柳瀬・谷岡 12月28日 初めての冬山縦走への緊張感が無意識に襲い、寝つけない。誰かしら聞こえてくる寝息(鼾!)が恨めしい・・・ 村上天気予報士の好天との希望的観測に期待しつつ、体力に不安を感じ、早めの出発をお願いして就寝。 12月29日 仙涯嶺を通過し、目前に南駒が迫る。ところが風はいっそう強まり、夏道も見つからず右往左往し、村上さん・秋田さんが偵察に。強風の中、どうしていいか分からず情けない気持ちで待機する。 そして、今回初めてわかんの出番となり、待望の南駒岳登頂!朝、小さかったレンズ雲が嫌な予感をもたらしていたのが、現実となり、強風とガスが先を遮る。 12月30日 夜通し風が止まぬまま、朝を迎える。昨日の難行から、今日の先行きに不安な面持ちだったが、朝食を終える頃から風の音が静かになっている。昨日下った谷を登り返す途中から、青空が垣間見え、稜線にたどり着いた時には、昨日の辛さを晴らすかのように、今回一番の歓声が湧いた。 池山避難小屋まで、途中、先頭を歩き、銀世界の中、先を見て歩く楽しさを味合わせてもらう。相変わらず積雪が深く、所々、村上さんのラッセルに、皆おんぶに抱っこである。 12月31日 ノンビリ起床。駒ヶ根スキー場まで、だらだらした道を下山した後、早太郎温泉郷『こぶしの湯』で癒す。 乾杯と駒ヶ根名物“ソースかつ丼”と“オーストリッチ(だちょう)の刺身”を美味しく頂き、高速バス時間までの1時間、大富豪の続きで盛り上がり、帰阪の途へ。 |
1/11 |
大峰・稲村ヶ岳 (1726m) 櫻井 柳瀬 柴谷 母公堂P(8:30)−稲村ヶ岳(12:00-13:00)-P(15:00) 年末以来降雪が無い様子で、法力峠まではうっすら雪化粧状態。稲村小屋手前でようやく雪山らしくなってきた。新しいトレースは小屋止まりだが、そこからは古いラッセルの跡をたどり、山頂に至る。3年前に単独で入り、ラッセルで山頂直下敗退したリベンジできた。 |
1/17 |
1月17日 蟹ツアー 蟹ツアー無事終了しました。参加したみなさん、おいしかったね。村上の細かい気配りでお安く、でも十分に満足できました。色々手配や連絡係りありがとう。 おっと、蟹の前に《久坂〜小浜》までのルートをみんなで繋ぐ、という本題がありましたが、3グループに分けてあっという間に終了しました。飯窪、河嶋辺りは物足りなかったようでしたが、私は新品の長靴を履いて雪道を歩けてご機嫌でした。 それから第一回“けいそつピンポン大会”は(次あるんかい?)河嶋・秋田ペアが優勝しましたが、会長の技には誰もが脱帽でした。(強すぎて、審判担当でした) その他プレゼント交換で盛り上がったり(澄子もプレゼントだけ参加、少々物議をかもし出しました。→村上家にその品物が行き、思春期の子どもを持つ親としてはかなり困惑してたようです。興味のある方は見せてもらったらいかが(^^;)してあっという間に時間が経ちました。 日曜日は晴天でしたが、お土産を買った後ズルズルと京都まで行ってそのまま解散。車を出してくれた会長、飯窪、上原クン、運転した河嶋クン、ありがとうございました。 |
1/25 |
大峰・大普賢岳 (1780m) 櫻井 柴谷 和佐又ヒュッテP(9:00)-大普賢岳(13:00-13:40)-P(16:00) 和佐又の駐車場付近でで積雪50cm程度。真っ白な新雪に太陽の反射がとても眩しい。真新しいトレースをたどり、1540m付近に点在する岩窟を通り、1640mの小普賢岳に至る。途中の沢筋には堅そうな氷爆が見られ、小普賢岳付近では積雪量も増え、いつの間にか雪も降り出した。鎖場や鉄梯子を通り、先行していた単独行者を追い抜くと、その先にはフワフワの雪面にたった一つのトレースが続く。ボタン雪の降り続く中、そろそろ山頂付近と思われる頃、突然その一つのトレースが谷へ向かって下って行った(何故だろう???)。 そこで少し戻って、山頂はあっちと見当をつけて急斜面のラッセルに入る。腰までのラッセルがだんだんと深くなり、さらに斜度がきつくなって顔面ラッセルとなり、小さな雪屁を避けて尾根筋に上がる。と、赤布が見える。そこから30mほどクラストした斜面を登れば大普賢岳山頂であった(ドンピシャ!)。 山頂で氷点下10度。その後も降雪が続き、ラッセルしてきたトレースもかき消され気味。グッと冷え込み出す頃駐車場に戻った。新雪・ラッセルと、日帰り山行としては非常に楽しい1日でした。 |
2/1 |
40周年、ほんまの最後山行 岩田 本日(2月1日)、関西蛍雪山岳会40周年、ほんまの最後の山行に行って来ました。 1月に40周年の打ち上げをやったのですが、まだチョッとだけやり残しがあったのです。 場所は和泉山脈の山中渓駅から新家駅までの7キロと犬鳴山温泉から境界橋までの4キロで、どちらも国道なので自転車でのコースです。 子供に自転車をこがして、おれは車で伴走しようと目論んでいたが、子供は「クラブがあるから行かれへん!」と一言。しかたないので一人で行くことに決めました。山中渓温泉コースは、中間点に車をデポし、そこから山中渓駅と新家駅を往復する。つまり倍走るのです。まあ思ったより坂は無く順調に1時間5分で終了し、自転車をまた積んで犬鳴山温泉コースを目指す。チョッと調子が出てきたみたい。 今度は一番標高が高い温泉に車をデポ(駐車代500円)して、バス停5ツ下の境界橋を目指しダウンヒル。調子に乗りすぎて7ツ下のバス停まで行ってしまった。ヒイコラ言いながら温泉まで登り返す。降り5分、登り20分でした。 その後は楽しみの温泉、共同湯は1,400円で高い。「不動口館」が800円で安く、露天風呂があると駐車場のおばちゃんが教えてくれる。 途中の峠の野菜販売所に立ち寄り「しし肉」を400グラム(2,800円)買う「鉄砲で獲ったのと違い、わなで獲りそれから頭を鉄砲で撃ったやつやから臭みが無く美味しいで。」とのこと。 まあ、こういうわけで、40周年の記念イベントも終わりました。 これからも、まだまだ蛍雪は未来に向かって突き進んで行きます。(・・・まあ行くやろうと思います。) みんなも自分の目標に向かって突き進みましょう。 |
2/7 |
小普賢岳 前田 岩田 飯窪 OCS(小山 梅森) 6日の夜、大阪を出てわさび谷出合で車中泊。7日は地獄谷に行くことに決め、沢をつめる。 約2時間で滝が4つ程並んでいる所に着き、我々を含めて3パーテイ8人が氷に取り付く。我々は一番左の滝に取り付くが、しかし、滝はバーチカル(垂直)に近いツララ状の約17〜8メートルなので、こらリードはチョッとやばいと思いトップロープを張ることにし、そして早速、岩田が新製品のアズターのバイルとDMMのピッケル(どちらもバナナ)で取り付くが、何度落ちて、何度テンションしたか定かでない。(トップロープにしといて良かった・・・。) どうにか登りきったが、フラフラ状態。握力は一発で無くなってしまった。グレードは5級ーでした。 次に前田君が右端のやさしい所を選んで登るが、それでも傾斜は急で結構シビアでした。前田君は初めてのアイスクライミングでいきなり難しい所を登る羽目になったけど頑張っていました。(何度落ちたかなあ?) 雪の降る中、再度登り(今度は前より気持ち的にスムーズに登れました。)下山する。 出合にテントを張り、豚しゃぶとビールの夕食を食べ後発の3人を待つ。後発は夜、遅く到着。すこし宴会をして早めに寝る。今日も地獄谷へ行くことにする。 約40分程歩いた右岸上部にある初心者向きのゲレンデがあると言うのでそこに行くことにする。 今日はアイスに行くパーテイが多いので、昨日の滝では順番待ちになるので、ここで正解でありました。 小山さんと岩田がリードしてトップロープを2本張るが、岩田が登ったところは、氷が薄く恐かった。おまけにスクリュウの歯をキヅつけてしまいました。そのあと3級+〜5級ぐらいの氷でみんな、みっちりトレーニングをして13時ごろ終了して下山。 |
2/8 |
伊吹山 谷岡 上原 ゴンドラを降り、小雪の舞う三合目でシールを付けて出発。 七合目までは快適にシール登行するが、斜度がきつくなるとトラバースにキックターンで悪戦苦闘する。九合目のルンゼはクラストした斜面に昨夜の新雪が積もった不安定な状態だった。 山頂に着いたが、展望は今ひとつ。お定まりの日本武尊像で記念撮影を済ませ、スキーモードにはいる。 谷岡さんは今年初めてのスキーとあって何度か転倒している。上原は不格好ながらも余裕の滑り。 下からは大勢の登山者が登ってきている。ギャラリーの視線を集めながら快適に滑る。 ゲレンデに近づくと雪質は重くなり、まるで春スキーのようだ。あとは人の少ないゲレンデを滑って行動終了。 |
2/10 |
クラックス 柳瀬 梅森 村上 情けないことに体が非常に重く、腕もすぐにパンプする有様でした。 以前すいすい登れたルートもテンションをかけながら登りました。 しかし、仕事帰り に壁を登るのは筋肉を使い、大変気持ちよいものです。岩田さんではないですが、アドレナリンも久々に出て爽快でした。以前のように毎週参加するのは厳しいかもしれませんが、ぜひともまた行きたいものです。 興味のある人はぜひ企画して頂ければできるだけ行きます。 |
2/14 |
京都北山 飯田 石塚 大野 櫻井 村上 柳瀬 宮崎 14日 9:30 出町柳集合。 無事お酒を手に入れた私たちは、貴船口までてくてく歩きそこから貴船川沿いの なだらかで長い坂道を登って行きました。まずは貴船神社で一服。ここまで雪の姿はまったくありません。 川の渡りの多い道で、どの岩を渡りの踏み場にするかという選択をまちがえては、バランスを崩し足元はビチョビチョです。おかげで、その後 桜井さんにお借りした「ストック」なるものの威力が よぅくわかったのでした。さてガリガリの雪道を登り終え、立命ワンゲル小屋に到着。 以前の小屋を知る方々から「きれいになってる〜!」との歓声が。目の前にはクリーム色の外壁に、こげ茶色の落ち着きある玄関をかまえた、美しい、かわいらしいお家がありました。 わーい、わーい、と思ったのも束の間。ドアが開かない...鍵の開け方は 戸口のところに書かれているのですが何回やっても、誰がしても開かないのです。どうしたことでしょう? 思案にくれつつ30分は経ったでしょうか...しかし、あきらめなかった私たちに奇跡が起き、扉は開いたのでした。 バンザ〜イ!! そして着々と 練炭コタツが用意され、お鍋の下ごしらえが用意されドラム缶風呂が用意されていきました。 初めてだらけの私にとっては、感心するやら驚くやら。雨にも雷にも風にもめげず、(屋根付き)ドラム缶風呂を決行した私たちが果たして、成功を収めたかどうか? ぜひ入浴された方々に聞いていただきたいものです。ここでは、炭ってすごいヤツだ ということ ドラム缶風呂山行きは きっと次があるに違いないということを言っておきます。 15日.8:00 起床。 朝食と片づけをしっかり済ませ、雲取山山頂へ向けて出発。北山は山頂より、峠の方が景色がよい と言われたことを実感し中でも雲取峠の雪景色は印象的でした。寺山峠から花背までは藪こぎルートもあるとのこと。おもしろそう。花背のバス停に着いたのは11:40。次のバスは15:30頃までないらしい。こんな便の悪いバスにはさよならして、カウベルという喫茶店でお昼にしました。店の窓の外を見ると、えらい吹雪いてました。 そしてその後、タクシーでうたた寝しながら楽々と出町柳に到着したのでした。 |
2/20 |
野伏ヶ岳 村上 上原 岩田 中尾 柳瀬 谷岡 橋から雪があり、始めからシールを付けて林道を登りはじめる。 ほとんど平坦に感じられる緩い傾斜の長い林道が終わり和田山牧場跡に到着。ここから緩い斜面をトラバースしてダイレクト尾根に取り付き急になって来た斜面をジグザグに登り立ち木もほとんど無い見晴らしのいい尾根稜線に出てまたひたすらジグザグに登る。最後はもう頂上がほんの目前なのになかなか着かず、最後のひと踏ん張りでした。 大休止の後、いよいよ滑降です。上部はなかなか雪の状態も良く斜面もほどよく広く気持ち良く滑りました。そろそろ雪が重くなってきたので、切り上げて尾根に登り返し尾根伝いを滑っていた中尾さんに合流する。 その後しばらく、さらなる斜面を求めダイレクト尾根との間の斜面へと、そのまま北東尾根を行く二手に別れ、岩田さん、中尾さん、柳瀬さん、谷岡の斜面組は最初のひと滑りは気持ち良く、その後少々スリリングな体験をしながら下でお待たせしていた上原さん、村上さんに合流。その後は全く横滑りしない重い雪の樹林帯を降り、トラバースをこいで和田山牧場跡へ。 |
2/29 |
大山 岩田 田中澄 田中さんは始めての講師役でしたが、てきぱきとうまくやって、参加者の方々、岳連の他講師の評判は非常に良かったです。転勤のため、次回から田中さんが参加できないと話したら講師のみなさん、ガックリしていました。指導委員会のアイドル的存在になりかけていたのに・・・。 今回の講習のなかでは雪崩救助犬のデモンストレーションが始めて取り入れられ、鳥取県の岳連、鳥取県警の方々も見学来られていました。去年の琵琶湖バレースキー場でも一緒だったハンドラーの前川さんと救助犬のリーアが来てくれて、その才能振りをみんなの前で披露してくれました。 救助犬のことについては後日、詳しく報告しますが、その行動は素晴らしいものがありました。岩田は今回遭難者役にさせられ15分X2回雪に埋められてしまいました が、15分というのは結構長く、中でウトウト?しかけてしまいました。その後、ビーコン、ゾンデ、2メートル程掘っての弱層判断・テスト等やって、午後からは各コースに別れ、一般ルート・弥山尾根から頂上を目指しました。岩田担当の山スキー班は元谷小屋から行者谷を往復しましたが、バーンの上に2層の重い湿雪がある状態で、かなり滑り難い雪質でした。 その夜からは暴風雨といっても良い状態で朝になっても雨は止みませんでしたが、みんな元気に講習会に出発し、大型簡易シェルターの構築とピッケル無しの滑落停止の練習(65〜6歳の年配の女性も頭からつっこんで練習をされていました。・・・だれがさしたんや!)をして宿舎に戻り風呂に入って帰阪しました。 |
3/6 |
八ヶ岳 村上 岩田 柳瀬 今回はアイス・クライミングの練習を徹底的にやろうと、いうことでピーク・ハントは二の次で両日共、沢に入りました。5日(金)の夜、岩田の車で出発するが恵那山トンネルを越えると大雪。関西の3人と井上さんの4人で、雪の中を赤岳鉱泉に行きテントを張るが、寒くてしようがない(温度はマイナス9度)。小屋でコーヒー(300円)を飲み、早速ジョウゴ沢に行くことにする。 トレースが無くF1までは膝までのラッセル。村上と柳瀬さんは初めてのアイス・クライミング、そこで何度も繰り返して練習する。慣れて?きたのでF2に上がるが、氷の発達が悪く全体に氷が薄い。2本スクリューを打って、岩田がリードする。 関東の女性が美濃戸で待っておられるので、井上さんはこれを登って、直ぐに下山される。 どうもありがとうございました。(しかし、井上さんは若い!) その後、ナイアガラの滝まで登るが時間的に無理なので下部のナメで写真を撮って下山することにする。 しかし、この場所は氷の殿堂という表現がピッタリの場所でした。 ここまで来ると温度が低いので氷の硬さが全然違い、アイゼンのツアッケが少ししか入らない。 時間は4時前、夕方になって来たので寒くなってきた。急いでテントに戻る。 夜は5人分(古倉さんと阿部さんが来る予定だったが、体調と天気の関係で不参加になってしまった。)のお鍋とビールを3人でお腹がパンパンになるまで食いました。 「ああ〜 幸せ・・・。) 外はまだ雪が降り続いている。 登山者も少なく、こんなひっそりした八ヶ岳は初めてでした。 翌日は下山途中にある、柳川南沢大滝・小滝にまたまたアイスに行くことにする が、赤岳鉱泉横に今年から出来ている「通称アイスキャンデー:人工的に作ったアイスフォール」をまず登ることにする。ここは小屋に泊まっている人しか登れないということであるが、大阪府山岳連盟の名前を出したら「良いですよ」と言ってくれた。(昨日、コーヒーを飲んだ時に差し入れのチョコレート・ケーキを少し小屋の人にあげたのも効いたのかも知れない。) 高さは約8メートルぐらいで、一番長いところで4級ぐらいか?1本づつ登ってから南沢大滝を目指す。小滝に着くと古倉さんが先に着いておられた。 早速、古倉さん・村上。岩田・柳瀬に別れて小滝を登る。(急な部分は約8メートル) 古倉さんの安定した登りを見て、みんな感心するばかり・・・。 フリーがうまい人はアイスもうまいんや! 全員2本登り、大滝へ行き時間が無いので記念撮影だけして下山することにする 岩田は「今度来るときは、絶対リードする!」と心に誓う。最後は樅の湯につかり、筋肉痛の身体を癒して15時に大阪へ向け出発、今回の山行を終えました。 |
編集後記 最近、運動をしなくなったせいか、肉体が急速に衰えて行くのを感じております。会社で何日間か泊り込んだときなど、足腰も弱くなって2フロアー程度の階段の上り下りもしんどいと思えるのです。通勤が、唯一の運動と言うのではいたしかたありませんが。 この冬はとうとう喘息と言うものにかかってしまいました。今までこの様な持病をもっている人に対してはあまり同情したりすることがなかったのは自分がこのテの病気にかかったことがなかったからですが、いざ罹病して見ると息ができない苦しさ、と言うのは何とも表現のしようがありません。しかし、これも日ごろの不摂生が十分原因になっており、今ごろ反省しても遅いのですが、もう少し鍛えておけば良かったと思う昨今です。思えば、今の蛍雪山岳会において活躍しておられる方の中には私より5歳程、あるいはそれよりもっと年上の人がおられるのに ターボねぇちゃん とか 思春期岩田 とか呼ばれる程、活発でおられるのはうらやましいかぎりです。もっともうらやんでばかりではなにも変わりませんが。 さて、話は診察のために病院を訪れた時の事です。最初は病名が分からなかったので不安の入り混じった思いで医師の診断を聴いておりましたところ、「心配することはない」旨の結果を聞いて 一安心。さて、薬をもらって帰ろうとした時、会計をしようとしたら「12360円です」と言われて卒倒しそうになりました。そう言えばいつからか忘れましたけど本人も3割負担になったのですね。しかし、これではおいそれと医者通いもできません。 10年ぶりぐらいに今の政治家を恨む気になってしまいました。 皆さんにはこの様な情けない事にならない様に、日ごろの鍛錬に励んでいただきたい次第です。 |