ほたるとゆき

03-06
 
関西蛍雪山岳会
     
日程 行先 担当
1/17〜1/18 40周年記念山行打ち上げ(久坂〜小浜) 村上
1/31〜2/01 銀杏峯 山スキー 上原
2/07〜2/08 取立山 山スキー 上原
2/14〜2/15 京都北山 村上
2/21〜2/22 野伏ケ岳 山スキー 上原
3/6〜3/7 銀杏峯 山スキー 上原
3/13〜3/14 取立山・経ヶ岳 山スキー 上原
3/19〜3/21 栂池 山スキー 上原
     
  関西蛍雪山岳会 スキー(ゲレンデ)の予定  
1/04
今庄365 or 奥美濃 岩田
1/10〜1/12 八方尾根 秋田
1/23〜1/25 八方尾根 岩田
3/6〜3/7 白馬47 秋田

例会日:

 

1月8日(木)
1月21日(水)

2月5日(木)
2月18日(水)


3月4日(木)
3月17日(水)


山行報告     :報告者
 

09/06〜09/07

由良川 上原 石塚 村上
9月6日(土)
16:00茨木駅集合。18時には前回6月に歩いた小入谷に着く。
雨降る中、三国峠下の林道終点までマラソンをする。2つの山をつなげないといけないのでマラソンもやらね
ばならない。びしゃびしゃになりながら林道終点に到着。濡れない場所を探しテントを張る。夜が長いのでお 酒を飲みながら天気図を石塚さん、村上が書き気象講習をする。

9月7日(日)
7時より三国峠を目指し登る。今回のコースは滋賀県、京都府、福井県の3つを歩ける贅沢なコースです。三国峠で上原さんと別れる。上原さんはこの後車をぐるっとまわして福井県久坂まで運んでくれるのである。ありがたい。
いわゆる若狭越の道なのだが・・・杉尾峠から何度も道を探したがない!大学生の頃一度、そして10年前に秋田さんと歩いた道がみごとになくなっていた。あるのは藪ばかりである。新しいエアリアでは道の存在自体が消されている!そういえば10年前もあるかないような道だったし途中で道が消えてガケを下った事を思い出す。30分ほど探してあきらめヤブをつっきる。コンパスと地図の世界である。やがてタイコ谷の上流に着きここからひたすら谷を下る。渓流靴とザイルを持ってくればよかった。まあしゃあない。運動靴で沢につかり滑りながら下りる。何度も小滝に出会い、運動靴なのでその度に高まくかトラバース。木の根をほじくりつかむ。
小枝を束ねつかんで飛び降りる。石塚さんも文句も言わずについてきてくれるのが助かる。どろどろになりながらやがて林道に着いた。そこからしばらく歩くと上原さんに出会い、今回の山行が終わった。おーい、のびちゃん、今度ナタとカマを持っていって京都北山のいにしえの道、古道復活山行をしような!
ではまた。

09/14〜09/15

40周年山行(青山高原(東青山駅)〜柘植駅) 岩田、田中、秋田、荘司
9/13夜 近鉄の終電で東青山駅下車。駅前の公園(東青山四季のさと )で幕営
夜半に少し雨が降る。
9/14 東青山四季のさとの左手奥から、遊歩道へ。とりわけ厳しい山道ではないが、この時期の低山は暑く、大汗をかく。笠取山の肩では、頂上を踏みに行こうという話もなく、そのまま新大仏方面へ下る。新大仏の少し手前のスーパーで冷たいものと飲み物を補給し、新大仏寺を通り抜けて裏山を登るが、この山は急傾斜で暑い斜面を登って下るだけで、迂回も可能。
このあと、東海自然歩道は、緩やかな浅い沢に沿ってのびており、人工の飛び石を伝って何度か渡渉を繰り返しながら田代湖方面へ。いい加減。疲れて暑かったことをのぞけば、このあたりは結構良い遊歩道だったと思う。田代湖へ下ると、自転車の集団がたくさん上がってきていた。この暑いのにご苦労なことだ
と、(自分のことは棚に上げて、)思った。
無線中継等を回り込むと、舗装路を淡々と下るだけ。単調で急な舗装路の下り坂は、疲れたふくらはぎへの最後の試練。騒がしい名阪国道の脇で騒ぐ、ニホンザルの群れは単独行だとちょっと怖かったかもしれない。しずかな田舎町を通り抜けた柘植駅で他の3人とはお別れして、一人帰阪した。今回は3.5リットルの水分を摂取し、大汗をかいた山行だったが、夕闇の迫る植林帯の片隅に咲く、赤いミズヒキの花には、かすかな秋の訪れも感じた。

14日の夜は柘植駅で、帰阪する荘司君と別れ、秋田と澄子と岩田は町はずれでテント場を探す。
ちょうど道の横に芝生の植えられたきれいな広場があったのでそこにテントを張るが、そこは籠り所と書いてあるお堂がある、沢の源流部で道をはずし、沢を稜線近くまで登り道に出る。その道は稜線をどんどん登って行くので、ラストを歩く岩田が「峠は反対方向の下と違うんか?」と言うと、「案内では予想より時間がかかるんや!」との天の声。「はいっ!」と返事をして後を追う。見晴らしの良いピークまで行って地図を見るとやっぱり峠は反対方向の下でした。「やっぱり、俺の言ったとうりやんけ!」とだれにも聞こえないように言いました・・・。
峠に戻り降りの道、途中の不動滝下で、白玉ぜんざいを食べ(美味しい!)少し胸焼けを起こしながら国道に出ました。そこで学生の二人連れと出会い、聞くと鹿児島から東京まで歩いているとのこと。なかなか日本の若者も捨てたものでは無いと少しうれしくなりました。   
今回の山行は距離にして約33キロ。1日目は約23キロ・12時間、2日目は約10キロ・6時間。澄子のペー
スには、よう付いて行きませんでした。最後はヘロヘロで元気なのは澄子だけでした。
しかし、山の上は季節はもう秋。風も涼しく赤とんぼ・すすきが見られ快適な山行でした。これからも40周年みんなも頑張ってください。岩田は少し休みます。


09/21

40周年山行報告(山中谷〜雲山峰〜井関峠〜大福山〜沢池〜淡輪) 秋田 大野 飯田

 会長にJRの熊取駅まで送ってもらい8時過ぎに山中谷に着く。奈良からきてくれた大野さんとも無事合流できた。30分ほど歩いて一汗かいたところで稜線の第一パノラマ台に到着。眼下に広がる景色に思わず歓声が上がる。(結構ええやん!)
 今回の最高峰は490mの雲山峰である。緩やかな起伏を登り下りして、「うわぁ〜このくもの巣、きれい
〜」などと、この頃はまだ余裕。昨日の雨粒が糸に絡んでレース網の芸術のようである。最近手に入れたケー タイでパチリ。(というか、デジカメを忘れたのだけど) ようやくやり過ごし、さらに進むと分岐点に着いた。が、その指すルートのいずれもがおかしい。そういえば途中から雨も降り出す中を大福山に至り、そこから下りはじめたが、途中の分岐で地図にはないが、淡輪駅に近いルートが道標にしるしてある。(これはラッキー)とあっさり飛びついたら、途中からイヤというほどのくもの巣・藪・いばら・竹やぶに遭遇した。所々にテープがなかったらどうなったことか。。。まぁおかげで今回の山行もぐっと味の濃いものになったが。。これで孝子峠から山中谷までが繋がった。大阪南部の残りはOB会に託そう。 帰りにワザワザ二色の浜に寄ってもらい、ビールとお好み焼きで今回の山行のフィニッシュを決めました。

09/27〜09/28

御在所岳・藤内壁 柳瀬 橋本(OB) 岩田

27日の早朝、大阪を出発し兎の耳にテントを張り、中尾根バットレスに向かいました。
カリフォルニアドリーミングを登ろうとしましたが、取り付きで上をを見上げて(5.10A)「こら、アカン」と思ったので、隣のb正面ルートvar5.9を登りました。それでも最初から全開モード、必死のパッチでビレー点へ。
2P目からはドリーミングに戻り、V級のスラブを直上しハンドトラバースでビレー点へ。
3P目はいよいよ5.10Aのピッチ。スラブを左へ、そして右へトラバース気味に登る。残念ながら2度程、A0してしまいましたが、高度感のあるスラブは素晴らしいピッチでした。この日は風が強く寒くて、ビレーしている時はガタガタ震えながら登りましたが、今まで暑いと言っていたのがうそのようでした。
その後は前尾根P7スラブでハブチスペシャル(5.10Cのスラブ)をトップロープで遊びテントに帰りました。
28日は前尾根に行き、バリエーション・ルートを幾つか登りましたが、レーバックのルートがなかなか良かったです。柳瀬さんも初めてのクラック・チムニーに悪戦苦闘、でも根性で登ってたのが印象的でした。
橋本さんはさすがで、安定した登りっぷりで安心して見ていられました。三人共、傷だらけで帰りのお風呂では痛いこと痛いこと。帰路は渋滞にも遭わず、大阪へは5時に着きました。御在所はやっぱりええとこです。また、みんなで行きましょう。

10/05

百丈岩 岩田

本日、百丈岩に岩登り講習会に行ってきました。
朝、茶店に行くと前夜から来ていた、同人おけらの松下さんや鋭鋒にの菅森さんなどが居り、そしてその横に大きなビニール袋がありました。なんと中身は大きな黄色スズメバチの蜂の巣でした。それは蓬莱峡のルンゼ・ルートに巣くっていたスズメバチで昨日、松下さんが懸垂で降りて取ってきたとのことでした。
蜂の子はすでに佃煮になっており、美味しくいただき死んだ成虫は油で唐揚げにして食べました。女王バチも居り「こいつを食べたら、俺も元気になり、5.12登れるようになるかも?」と考えていたら、よそ見をしている間に、誰かが食べてしまいました。残念!

10/11

鈴鹿峠〜加太 田中

上原さんの車で石水渓まで送ってもらい,そこから中尾さん・秋田さんは水沢峠へ,私は鈴鹿峠へと歩きだしました。上原さんは車で御在所方面へと向かいます。
というのは,『山岳会なのだから,みんなで楽しくハイキングなどするのではなく,40周年のためにバラバ ラに別れて歩くんだ !!! 』というのが,秋田さんから発表された今回の山行方針だからです。
前回の山行に懲りて,今回はゆとりをもってコースタイムを見積もったところ,石水渓バス停からJR加太駅ま
で約6時間くらいでした。(私は,さらにゆとりをもって,7〜8時間などと言っていました。大嘘でした)今回は,東海自然歩道らしく(?),ほとんどがアップダウンのない舗装路でした。 (鈴鹿峠の登り下りは除く)
暑くもなく,寒くもなく,日帰りで荷物もほとんどないので,トコトコ・テケテケ・トットットと快適に歩いていくと,12時には鈴鹿峠,1時45分には,JR加太駅についてしまいました。
出発したのが10時25分だったので,実は3時間半くらいのコースだったのです。(最初の計画通りなのですが)点線の霧ヶ岳・三子山をさけて,東海自然歩道ばかり を歩いたら,山岳会どころか,ハイキングの会とも言えないくらいの,楽勝コースになってしまいました。10分くらいで電車が来たので,4時半には,家に着きました。
40周年記念山行で,ちょこちょこ東海自然歩道を歩きましたが,(それで山岳会のメンバーと言えるのか! 
というのはおいておいて)東海自然歩道は,舗装路と地道の差が激しいような気がします。たまに,前回のようにしんどいところもありますが,楽勝なところは,ほんとにルンルンです。

10/11〜10/12

40周年山行報告 (鈴鹿) 上原 秋田 中尾 田中澄
10月11日(土)曇り
 石水渓をさらに奥に詰めて、安楽峠へと向かう途中で車から降りた。ここから加太まで1人で走る澄子、車を回して湯ノ山温泉より更に先を目指す上原氏と分かれる。
 ここはいつか来た道、であった。「そういえば前も道(入山口)まちごうたよね」
 結局入山口をまたウロウロと探しもとめ、ようやく11時登山開始。茶畠の中をひたすらしゃべりながら進む。が、実線の登山道といえども侮れないのが鈴鹿である。しゃべりに夢中になって、ルートを外すことしばし。外れたらほんなら読図して正ルートに戻っているのか、といえばさに有らず。探すのはひたすら赤テープである。
 仙ヶ岳から宮指路岳の縦走は中々変化があっておもしろい。岩場の間を縫うようにルートが伸びる。ちょこっとスリルもある。すれ違う人も無く、静かな山域に我々の声だけが響く。3連休のお天気はバッチリ!という週間予報は大ハズレ。雲行きがドンドン怪しくなってきたので、宮指路岳の稜線から少し下ったところでテントを張ることにした。鈴鹿は水場にはあまり困らない。すぐにカワラコバ谷の源流に出た。
かれこれ30年物のダンロップの2人用テントを張れば、後はまたおしゃべりに花を咲かせるのみである。
 タイム:11時-石水渓 2時-仙ヶ岳 3:45-宮指路岳 4:15−カワラコバ谷出会い(泊)
10月12日(日)雨
 朝からずっと霧のような雨の中を進む。宮指路岳から先へ進む縦走路でエアリアマップが間違っていたり、鎌ヶ岳に至る鎌尾根で地図に無い支尾根に入って2時間ほどタイムロスしたりと、迷走を繰り返しながら最後はヘロヘロになって湯ノ山温泉にたどり着く。エアリアのコースタイムで20分というところを結構気合を入れて歩いても30分かかったりして、《侮るべからず!》というのが鈴鹿の印象である。「読図のもっと基本から始めなあかんね。」と反省しつつも、「せやけどこのエアリアの地図書いた人、きっと村上みたいにアホほど足の速い人やでなぁ」と口の減らないお姉さんたちでありました。

10/12

ゴグルミ谷〜治田峠 柴谷
小雨降る中をコグルミ谷出合に車を止めて出発。日頃の寝不足と疲れで30分も登るとふらついてきて後悔する。カタクワ峠で稜線上にでると藤原小屋まで小雨の中を快適な秋の小経が続く。藤原岳から南へ一歩足を踏み込むと一気に道が不明瞭となる。
斜面が急になってくるとはっきりとした道となるが、入っては行けない孫太尾根の方向に続いており、幾度も地図と方角を気にしながら急斜面を下る。平坦な稜線に出る頃には色づいた潅木帯を縫うように不明瞭な踏跡が続く景色に変わった。
雨の降り続く中、治田峠の看板に出る。青川源流に入ると沢筋に沿って下ってゆくが、雨にもかかわらず水がきれいだ。大きな堰堤の下にある駐車場で、南から竜ヶ岳を越えて治田峠経由で降りてくる上原・石塚を待つ。

10/17〜10/18

ハンラ山 畠山
ハンラ山は韓国最高峰で標高1950メートル。済州島(面積は大阪府とほぼ同じ、島民人口55
万人)中央部にそびえる火山性の山です。

10/17(金)
快晴。6時ホテル発 前夜に予約しておいたタクシーで30分(料金30000ウォン;距離は4
0キロ程度)、島の北側 標高700メートルの観音寺(カンヌンサ)登山口へ。
入山料1300ウォンを払ってトレールに入る。渓谷沿いの登山道はよく整備されており快適。色づき始めた広葉樹が美しい。1500メートル付近になって前方に先鋭な岩峰が現れ、樹林をぬけると眼下に済州の市街、東シナ海が望まれる。このあたりで先行の若い女性5人パーティーを抜く。草つきの尾根筋がきれい。岩峰の根元をトラバースし、ひと登りして10時45分、ハンラ山頂上着。2−30人の先客がいた。ほとんどは交通の便のよい東側 城板岳(セォンパナク)ルートから昇ってきたものと思われる。火口は白鹿譚(ペンノクタム)と呼ばれる池と聞いていたが水は溜まっていなかった。下山は城板岳ルートをとる。約10kmの下りは春にはつつじの群生が見事だのこと。14時30分、城板岳登山口(標高700m)、バスにて西帰浦へ(料金1700ウォン;済州と西帰浦の間をバスが10分に1本くらい通っており、大変便利)。西帰浦市内を散策後タクシーで新羅ホテルに帰着(料金10000ウォン)。
10/18(土)
快晴。朝からレンタカーを借りて島内めぐり。東端の城山(セォンサン)日出峰は一見・一登りの価値あり。

10/18〜10/19


交流会 岩田 村上 松岡 河嶋 柳瀬 橋本夫妻(OB)
橋本さんのELGRANDで快調に進み、6時前には小川山:廻り目平キャンプ場に到着しました。霜が降りるほど冷え込んでおり、周囲は紅葉の見事なこと!これぞ、錦秋の紅葉。ナンダカンダ言いながら、1時間、秋山景色の中歩き、岩場にとりつく。とりあえず、ここを登ろう、と話す皆々を後に、会長・村上さん・河嶋さんは、更に奥へ奥へと突き進む。途中、「他の人も呼んできて。」との伝令を受け、後戻り。皆々に声をかけるが、反応は乏しく、また1人でトボトボ追いかける。結局、4人で登ることになりました。6ピッチ、厳しいクラックから始まり、スリル満点の木登り、チムニーに高度感バリバリ快適なトラバースありの変化ある良いルートでした。
夕食は、皆、ハイエナのように焼肉に、ヤキソバに、手作りケーキでお腹いっぱい。バーベキューコンロで無茶な焚き火をして、暖を取り、深い眠りへ・・・翌朝、まだ寝静まる中、関東のコック:井上さんがすいとんを準備してくださる。

この日は、名物《小川山ストーリー》に登りに行く。ベテランクライマーである古倉さんのスマートで安定した登りには、惚れ惚れ。自慢することなく、飄々と、物静かな姿がいっそう渋い! 勿論、会長も同じルートをリード。流石です。人気ルートなだけあって、順番待ちが始まりだしたところで時間オーバー。お昼は、にんにくバター入りマルちゃんやきそば、イギリスパンが準備され、美味しく頂いて、記念撮影後、帰路へ。
来年は、関西が関東の方々をご招待することになっているとこと。あんなに、豆マメしく喜ばせられるのは、一筋縄では無理でしょう。来年は、アイデア勝負、笑い、で盛り上げましょう!


11/01〜11/02

40周年記念山行 霊仙山〜伊吹山 岩田 秋田 村上 柴谷 吉田 中尾 河嶋 上原 大野 宮崎
11月1日 今畑〜権現谷林道
10:20頃、会長、吉田さん、河嶋の3人で(秋田さん、上原さんは、それぞれ車で伴走してくれる)「さあやるで!」と漕ぎ出すも、道は比較的緩やかなれども登り道。。。途中、適宜選手交代をしながら、みんな、ガッツと勢い(?)で無事峠ぁ越える。それにしても、頑張った分、その分高度は稼いでいる。林道自体も、いつのまにか谷筋から抜け出し、展望もひらけてきているぞ。秋真っ盛り!あっぱれ!という感じの紅葉が山伝いに遠くどこまでも続く。「さぁ!ここからはこの眺めを楽しみながらのダウンヒル」「頑張って登った分思いっきり楽しもう」足元も全区間にわたり完全舗装路で、路面に細かい砂利や砂が乗っている所もあれど、(オーバースピードに気をつけて)無理をしなければ、安心安全快適に輪行できる路面状況だった。

11月1日 今畑〜霊仙山

10時10分、今畑登山口より自転車チームと別れて柴谷さん、中尾さん、大野さん、宮崎の4人が霊仙山山頂へ向かいました。コースは笹峠を通る西南尾根ルート。近江展望台を過ぎた辺りからは石灰岩のゴロゴロした道が現れ同時に菊の仲間の小さいやつが、そこここに咲いておりました。春には、お花畑が見られるところなのかも? 歩きにくい岩ばかりの道が続くかと思えば、笹藪かきわけ道もあり私にとっては飽きの来ない山でした。途中、何度か休息を取ってもらいながら 今度こそ、前方を行く柴谷さん、中尾さんに離れないよう付いて行こうと意欲だけはあるのですが、すぐまた後れをとる始末。ときどき現れる分かりにくい道を大野さんに導いてもらいながらようやく山頂に着いたのが、13時30分頃でした。山頂の北側には 伊吹山がありました。
14時前には山頂を出発し、目指すは柏原駅へ。道中、美しく建て替えられた避難小屋や「継子穴」と呼ばれる深さ30mもある穴を見学しつつ、下りの山道を楽しみました。川沿いを下り続け、養鶏場まで来ると「あ〜下界におりてきたかぁ」てな気分です。あちこちでおいしそうに実る柿を横目に見ながら柏原駅まで、てくてく歩いたのでした。

11月1日 コグルミ谷〜御池谷
下山用に岩田車を御池谷に置いて上原車でコグルミ谷へ。出だしからいきなりのガレ場。しばらくすると赤テープがなくなるが、自他共に認める(?)ベテラン3人、中堅1人、新人1人は臆することなくルンゼを登る。特に会長は意気揚々と登っている。最初の休憩で秋田さんが「右手に分岐があるはずなのに...」と言うが誰も気にとめない。斜度が緩くなったあたりで道を見失うが、会長が踏み跡を見つけ、右岸よりの斜面を登る。ちょうどルート図で沢筋から離れるあたりと納得する。その踏み跡もなくなるが、会長は「上に行ったら稜線に出る」と登っていく。秋田さんが赤テープを見つけ、再度沢筋を登る。ガレ場もなくなり、ほどなく稜線に到着。道標を見ると、「タテ谷へ」とある。鈴北岳は目と鼻の先だった。ここでは会長持参の梨と柿をごちそうになる。ここからは御池谷めざして下るのみ。鈴ヶ岳とのコルの手前で再び道を見失うものの、会長の「下に行ったら行ける、行ける」の一言。御池谷は往路ほどではないが、ガレ場を下りる。間もなく林道となり、岩田車に到着。
余談
登山口の上原車を回収し、国道306号線を三重側に下りた所にコグルミ谷登山口を発見。なんのことはない、タテ谷をコグルミ谷と信じて登っていただけだった。

11月12日 国見峠〜鍛冶屋
5時半起床。朝焼けがまぶしい。3パーティに分かれるのでどのように車で送るのか朝から大変です。なんだかんだで車に詰め込み出発。国見峠下の林道終点につきました。御在所にむかう秋田さん、岩田さんと別れ河嶋君と2人でちゃりんこスタートです。いきなりの登りで息が切れます。河嶋君はんがん登りも飛ばして行きます。村上は必死でついていきます。峠につくと北尾根に縦走する中尾隊と別れここからダートの急な下りです。40分程の下りで上板並につきました。ここから七廻り峠への登りです。峠への坂道をえんやこら、と登って降りると鍛冶屋の集落です。上原さんがにこやかな顔で待ってくれていました。もっと走りたいなあ・・・と思いましたが今回の予定はここまでです。伊吹登山口から柏原駅へ上原さんに輪行してもらい今回のちゃりんこ山行が終わりました。

11月12日 国見峠〜伊吹山
国見岳スキー場上P(8:40)-国見峠(9:30)-国見岳1,122m-静馬ヶ原(12:20)-伊吹山(13:10)-伊吹5合目(14:10)-登山口長円寺(15:40)
国見峠から西へ自転車で下る村上・河嶋と分かれて伊吹北尾根に入る。国見岳〜御座峰と続く稜線はちょうど紅葉が盛り。北尾根は思いのほかアップダウンであったが、人気も少なく好ルートで、積雪期が面白そう。静馬ヶ原からドライブウェーに入り、ガスでホワイトアウト状態の雑踏の伊吹山頂帯を越えて、一気に5合目まで下る。ここまで降りるとガスも取れ、眼下に関が原一帯を見下ろしながらひたすら下る。


11/16

ボッカ 金剛山 秋田 村上 荘司 河嶋
私の先入観では、ボッカっていうのは、通常の荷物の2倍くらいの重さを担いで比較的短い距離を、コースタイムよりやや多めの時間で歩くことだと思っていました。ですから、最初に男子30kg、女性20kgと言う話を読んだときは、案外簡単だな、と思って
いましたが、大間違いでした。(^^;
当日は、昼食なども込みで31kgくらいでスタートしたのですが、2ピッチ目で村上さんや河嶋さんに全然ついて行けないことがわかり、そこで4リットルほど水を捨てさせてもらって、その後は、よれよれになりながらも、どうにか多少の遅れでついて行くことができました。一日たった現在の体調を考えつつ今回のトレーニングを振り返ると、特にひどい筋肉痛や、関節の痛みなどはなく、山行中も歩行中やザックの上げ下ろし等の際にバランスを崩すようなこともなかったので、筋力的には特に問題はなかったように思います。ただ、登りの急斜面では心拍数があがり、息が切れそうになったことを感じて、何回か先行から遅れるのを承知でペースを落とさざるを得ない場面がありました。仕事とか家族サービスとか、持久力を保つための運動が出来ない理由はあるのですが、そういった言い訳とは別の次元の話として、自分の体力を見つめる良い機会になりました。

12/13〜12/14

小豆島 岩田 柳瀬
13〜14日で小豆島に行って来ました。
8時50分福田港到着。橘の村に行く。20年前と比べて大きく変わっており、団地がたくさん出来ていた。昔、土石流の事故があり2棟団地が出来たのは見ていたが・・・。村の何でも屋さんも建て替わっていて、駐在所もきれいになっていた。何でも屋さんの駐車場に車を置かしてもらい拇岳へ向かう。途中の神社は昔のまんまでした。今日のルートは菅さんが岳人に載せていた「赤いクラック・ルート」にする。本来は5Pだが、今回は短めにピッチを切ったので8Pになってしまった。どうにか無事、素晴らしい景色の頂上に着き、フィックスが張ってあるルンゼを下降し下山しました。吉田のオートビレッジにある天然温泉(300円)に入り、横のキャンプ場に泊まる
ことにするが、1張り2,000円+一人300円(高い!)と言われて躊躇してしまった、明日岩登りすると話しをしたら、なんとクライマー割引で1張り500円になりますと言われ、即泊まることに決定。ここ、吉田では岩場(岩登り)を観光のひとつの目玉にしているらしく、看板にも「クライミングと野鳥の里」と書いてあるぐらいでした。ガイドの織田さん達の日頃の努力の結果で、クライマーにやさしい地元が誕生したのであろう。我々はマナーを守り、大切にその施設、岩場を使わせてもらわなければならない! 14日はまたも菅さんの案内に出ていた「モンキーフィリップ 5.7」を登る。2P目の核心はノーピンで、フレンズを下に置いてきたので恐かったけどまあ、快適に登れました。後、「シャリオン 5.10A」「シャリオン2 5.9」「スローカーブ 5.6」を登り今回
の登攀を終え、15時30分のフェリーに乗り、大阪に20時に帰ってきました。
吉田の岩場は素晴らしい所でした。ルートはたくさんあり、海が見えるロケーションは素晴らしく、環境も良く、温泉もあります。ぜひまた、行きたいものです。みんなで行けば安く行けます。


 

編集後記
2003年も暮れようとしております。12月も押し迫りまして、今年一年を振り返られた方も多いはず。(冬山合宿に行かれる方はまだお忙しいとはおもいますが)新しく入会された方、40周年山行に数多く参加した方、人生の転機を迎えられた方等、人それぞれとは思いますが、皆様の1年は如何でしたでしょうか。私の今年は・・・・・・・またやってしまいました。
入山日数 ゼロ
例会出席 ゼロ
まるで某賃貸マンションのCMみたいですが、またまた山から遠ざかった1年でした。別に懺悔しても仕方ないのですが、そう言えばこの間は「鞭で顔面をたたかれる」と、言う夢を見てしまいました。日曜日の夕食時、性懲りも無く酔っ払って、自宅の居間で寝ていた時の事でございます。いきなり、顔に焼ける様な痛みが走りました。これは、「いつまで山をサボっているのじゃ、少しは気合を入れんかい!」と言う神のお裁きなのか、それとも毎週毎週子供の相手もろくにせずに寝てしまう事に罰があたったのか・・・・・思い当たる事は山の様にあります。それこそ雷を受けた様に飛び起きて見ると
  娘が私の枕もとで縄跳びをしてた。
いったい、どの様に叱ったら反省してくれるのだろうか、と思いましたが何にせよ私にとっては刺激的な事件でありました。では、皆様の2004年が楽しい年であります様に!

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