前夜、賀野神社から少し上の東屋にテントを張る。
翌朝、ハイキングコースを巡るクリと別れて、前田・野木・柴谷の3名でまずは三峰へ向かう。
雪彦山は25-26年振りだろうか、アプローチが全く記憶に残っていない。
III~IVが3ピッチの三峰東稜、ここは柴谷がリードするが、おっかなびっくりで亀の歩み。
三峰ピークの先から懸垂1ピッチで、不行岳の下にあるバンドに降り立つ。
温故知新への取付が良く分からず、手元コピーには「取付目印はシュリンゲがかかった古いハーケン2枚」。バンドを右に左に行ったり来たりして、アゴが折れてなくなったハーケンと、その横に古い3mmシュリンゲの付いた錆びたハーケンを見つける。
目の前はブッシュ、こう言うイヤラシイところはと、前ちゃんリードでスタート。
2ピッチ目も前ちゃんリード、木の幹を足掛かりにカンテを回り込むと、新しいペツルが出てきた。
3ピッチ目、右手草付きの踏跡を前ちゃんは進んでゆく、10m程度でビレーポイント。
4ピッチ目、ここからが本来の温故知新ルートらしい、ようやく野木さんの出番で、10aの垂壁をスイスイと登って行く、私が続くが途中で剥がされてぶら下がる。
5ピッチ目も野木さんリードで10b、眼前で見た通りに真似をして身体を持ってゆくが、なぜか私は剥がされてしまい、左手のコーナーを越える。
6ピッチ目は前ちゃんリードで10aのスラブ、傾斜が少しだけ緩くなると、私も快適にフォローできた。
そこから少し登ると不行岳のピークに到着。
周回路を通って東屋の横に止めた車を回収して、登山口で待つクリと合流。
不行・地蔵・三峰、その昔いくつか登ったが、温故知新や友人登路の様な新しいルーもが出来ていて、磨いても上手になれない腕ですが、また来たいものです。
温故知新