黒部源流山スキーツアー山行報告

日程: 2017年4月28日~30日
メンバー: MOCHI、YK、ST(報告)

  MOCHI: ブリザード0G85、ボレースイッチバック
  YK: K28611 70mm、ディアミール
  ST: トラブフリーダム90、アンビション12

4/28 快晴後晴
7:00新穂高温泉→9:00わさび平小屋→10:00小池新道→鏡平分岐→14:00大ノマ乗越→→双六谷出合→16:30双六小屋

 新穂高温泉を7時過ぎに出発。のっけから私のリュックのあまぶたのファスナーが壊れて使い物にならず。スリングで巻いてなんとかしのぐ。スキー担いで20分ほどで雪がつながりそこからシールで上がっていく。わさび平を過ぎて大ノマ乗越までの斜面と高度をとるにつれ槍穂稜線や焼岳、乗鞍岳の稜線が美しく素晴らしい。それにしても暑い。汗だくになるので日焼け止めを何度も塗り直す。なかなかペースが上がらないので三俣山荘から双六小屋に変更。大ノマ乗越から双六谷出合までは滑走するが雪重い。最後は双六谷を詰めてヘロヘロで冬季小屋に入った。夜もすぐ寝る。



 双六冬季小屋

4/29 曇後風雪
6:00双六小屋→6:20分岐→→登高→9:00三俣蓮華岳→滑走→三俣山荘→→黒部源流出合→三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳山頂直下→→14:00双六小屋

 天気は高曇り。この日は事前に天候悪化が予想されたので早めに切り上げも考えての行動となる。シールとアイゼンで双六岳の中腹分岐まで行きそこからトラバース。すり鉢地形を滑り込みシールで上がる。シールをつけるときにチートシートを飛ばしてしまう。反省。三俣蓮華岳まで順調にこなす。途中で新しいクマの足跡を見つける。黒部五郎岳方面はやめ、シールを外し三俣山荘へ滑走。光線の関係で凹凸が見辛く苦労する。三俣山荘から黒部源流出合に滑り込むがここは外はパリッと中はグサグサモナカ雪に苦しめられた。源流の碑がある辺りで引き返す。三俣蓮華岳を越えた辺りで吹雪になりホワイトアウトになる。しばらくすると少し視界が戻ったが風が強くなってきた。西の空が真っ暗になった。双六山頂直下まで行きそこからトラバースしながら双六小屋に戻った。その後雷もなってきた。立山から歩きの単独登山者と一緒だった。

4/30 快晴
6:00双六小屋→7:15弓折岳→→大ノマ乗越→→小池新道→→9:15わさび平小屋→→10:30新穂高温泉

4時起き。単独登山者が出発。6時に小屋を出る。稜線に上がり弓折岳から滑り込む。大ノマ乗越までは雪庇が発達しており気を使う。大ノマ乗越からの大斜面がこの山行のメインだった。一気に600Mほどを滑る。ややクラストしているところもあったがちょうど良い感じで滑れた。下部はデブり地帯で苦労する。MOCHIさんとYKさんはサクサク行っていた。林道はストップスノーだったが、行きとあまり変わらないところまでにスキーで行けた。



 STさん大ノマ乗越から滑走

久々にスキーで長時間歩いたので結構バテました。モナカ雪は修行です。リュックのサイズとシートを飛ばしたのは迂闊でした。しかし大斜面を気持ちよく滑れたので良かったです。


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