吾妻連峰
1996年3月27日〜3月29日
メンバー: 秋田・中尾

3月27日(水)から5日間ばかり連続で休暇がとれる事になり、一昨年の東北山スキーが充分おもしろかった事もあり、再度二人で東北まで山スキーを楽しむ事にしました。同じ楽しむなら縦走を、と吾妻連峰を選ぶ事にしました。滑りの要素は少し少ないのですが、トータルの充実は充分味わえるだろうとかなり期待を抱いて出発しました。またこれが5月のジャパンオートルートのための布石になるのではとの期待も持っての出発になりました。

3月27日 (水) 晴れ
前日夜行バスで大阪を出発し、計算では福島駅から接続よく電車等にのれ、天元台スキー場を11時頃出発の予定が見事に裏切られ、新幹線に乗る事になるは、タクシーは飛ばすはで、結局シールをつけての出発は13:05と大幅な遅れとなり西吾妻山のアタックは省略しました。それにしてもこの山は百名山とか、少し残念な気がします。

今日は明月荘までです。ガスがかかると見つけにくいとか。でも今日の天気なら心配はありません。秋田さんのなかなか感の良いルートファインディングで順調に距離をかせげます。おまけにポイント発見の感も良く安心してついて行けます。でも、今回は二人きりの山行という事でこまめに地形図とにらめっこします。本来あたり前の事に二人して忠実になっています。かなりの余裕で明月荘に到着しました。
[タイム] 天元台スキー場終点(13:05) 人形石(14:10) 明月荘(15:30)

3月28日 (木) くもり
朝目をさますとガスがかかっています。でも確実に晴れるだろうと出発します。結局これが失敗のもととなります。東大嶺までが確かと言う事で出発しますが、その後見事に尾根をまちがえてしまいます。それらしい山があらわれないままに進み結局引き返す事にします。又々明月荘にこんにちはです。再度東大嶺に立った時には3時間もロスしてました。

ただこの頃から天気は良くなり先々のコースを読む事ができます。気を取り直して再度の出発です。昭元山を本来トラーバースする予定ですが何故か頂上を究めてしまいます。この下りはなかなか良い斜面でしたがシールをつけたままの滑りになります。今回はなかなかシールをはずしての滑りにはなりません。また失った時間はなかなか回復できず、結局酢ケ平非難小屋でのビバークとなります。小屋の中は雪が吹き込んで大変でしたが、それでも外に比べれば天国(?)です。
[タイム] 明月荘(6:50) 東大嶺(7:25) 明月荘(9:50) 東大嶺(10:20) 酢ケ平(16:30)

3月29日 (金) 晴れ
今日は最高に良い天気です。東吾妻までの登りは順調です。上から見ると東吾妻小屋はほんの近くにありました。少し残念な気がします。東吾妻山で初めて人に会います。そして今日は後下り一方です。でも面白いはずのスキーがもうひたすらしんどいのです。荷物が重いと滑るのも歩くのも大変です。ボーゲン、ボーゲンでひたすら進みます。今日は5時間位の予定でしたが、結局土湯温泉に着いたのは15時30分でした。2泊3日のなかなかハードなスキーになりました。
[タイム] 酢ケ平小屋(6:50) 東吾妻山(7:50) 鳥子平(11:35) 高山(12:10) 土湯温泉(15:30)

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