仁寿峰 2004年10月8日〜11日

毎年恒例の海外ミニ遠征を、今年は韓国・仁寿峰のクライミングで実施した。
参加者は秋田・中尾・村上・飯窪・柳瀬・岩田そしてOBの寺井の男性4名、女性3名で総勢7名、当会としては4回目の仁寿峰遠征になる。
日程は一日目は入国、登山用品の買い物後、白雲山荘へ。二日目は終日クライミング。三日目は午前中クライミング、午後からソウル市内へ下山して焼肉三昧。四日目は午前便で帰国という計画になった。

日本から白雲山荘へ。
飛行機のチケットを5月に申し込んだがすでにキャンセル待ち。チケットが取れたのは9月下旬、且つ現地の日本人に聞いたら我々が一番高かった!!
我々は往復71,000円だったが、8月に申し込んで60,000円で来たグループもあった。(日本航空の会員になってるとのこと。)しかも我々は帰りは午前便、効率の悪いチケット取得でした。
仁川空港から東大門市場まで、乗ってはいけない? ジャンボ白タク一台に乗る。値切まくって120,000W(12,000円・レートは日本の十分の一)1時間半乗るのでまあいいかっ!と思ったがやはり高かった!
東大門市場で昼食に入った店が鍋専門店、ナクチボックム(蛸の炒め物鍋)と海鮮ボックムをハーハ−言いながら(辛い!)食べて、5年前に行った登山店街を苦闘の末、やっと見つける。
岩田は日本で買えば16,000円のファイブテンのアナサジを99,000Wで買いご満悦でした。
それからやっとこさ2台のタクシーを捕まえて、登山口のトソンサ手前のバス停まで行く(一台13,000W)。
入山料(一人2,000W)を払って白雲山荘を目指す。20キロ担いで約1時間。
途中の峠に着くと仁寿峰が見える、初めて見る者はその姿にビックリしていた。
夕暮れの小屋にやっと着く(18:00)。
主人の李さんと5年ぶりの挨拶、「遅いので心配していました」と温かい歓迎を受ける。

白雲山荘(ペクンサンジャン)
一泊二食 25,000W。食事は日本人にも合う味付けになっており、辛いものばかりではなく種類も多く美味しかった。
シュラフは貸し出しがあるが、みんな持参していた。(マットは必ず持参)
売店にはビール・真路・マッコリ・清涼飲料水。スナック菓子などを売っている。
(しかし、その中でもマッコリが最高に美味い!!!)
主人の李さん(74歳)は日本語が話せる親切な方で、以前日本に来られた時にOBの田口さんが日本を案内したことがある。
今日は日本人が28名泊まっており、宮崎から「いおり庵」の楽しいメンバー11名も来ておられ、来年はいおり庵に行くことを決める。

仁寿峰クライミング。
今回、我々は仁寿A(5.8 4P)とBidulgi(5.7 3P)、Godok(5,6 7P)の3本しか登れなかった。二日目にショイナードB(5.8 6P)に行こうとしたが、先行パーテイが多過ぎあきらめた。

グレードについて。
スラブは御在所で5.10aを登りこんだので難しくは感じなかったが、クラック・チムニーは経験に乏しく非常に難しかった。かなりこの練習をせねばアカンと感じました。
韓国のクラック・チムニーは5.8が5.9〜10aに感じ、岩田はお助けロープのお世話になりました。
以下のグレード表示は岩田の感じた数字です。
大スラブ 1P目 (5.7 40m)中央のクラックから右上のスラブを直上。終了点下がチョッと微妙。
     2P目 (5.7 50m)スラブを直上しオアシステラスへ。
仁寿A  1P目 (5.8 35m)クラックからワイドクラック。
     クラックにフレンズを決めながら、最後はオポジション。
     2P目 (5.9+ 25m)右側がかぶったチムニーをバック・アンド・フットで登り、上部のワイドクラックはレイバックぎみに行くが手が甘い。なぜか核心の上にペッツルが打ってある。
     3P目 (5.9 25m)チムニー 2P目と同じく右側がかぶったチムニーを登るが上部が難しく、ザックに背中を押されて苦しい。
     4P目 (5.7 20m)クラック〜ワイドクラックを登りコルに出て終了。
頂上へ  (5.8 20m)コルから手が甘い浅いフインガ−クラック、フレーク状を直上。
タヌキの腹(5.7 15m)スタンスがあるが、みんなが登るのでツルツル。
     スリップに注意! 
懸垂下降 頂上から白雲台(ペクンデ)側のスラブを少し下降すると鉄杭の支点がある。
下降の支点は4箇所。上から見て右2つは空中懸垂(快適)になる。
     どこを使っても2回(50mロープ2本)で降りられる。
Bidulgi  西壁懸垂下降ルートのハング下を登るルート。
 1P目 (5,7 15m)一段上がりスラブを直上。
 2P目 (5,7 30m)快適なフレーク(5.6)を左上し、その後直上(5.7)してハング下を右へトラバース。
 3P目 (5.7 A0・A1)右へハンドトラバースし、鉄のボルトをA0かA1でトラバース。
 ルートはここからクラックを登るが、時間切れでここから下降する。
 Godok 取り付きはショイナードAの右の一番奥にあり、仁寿峰の登攀ルートの中で容易なルートの中の一つであり、所々潅木帯の歩きも入る。容易といっても5.7のレイバックやクラックがあるので結構楽しめる。約7Pで仁寿Aの終了点のコルに出る。
      
ルートは5年前より格段に整備されており、確保点では複数のペッツルがワイヤ−で連結されており安心できる。それと5年前の韓国クライマーはヘルメットをほとんど被ってなかったが、今はほとんどのクライマーが被っている。聞くと有名なクライマーが落石で亡くなったので、それから被るようになったとのことです。

仁寿峰からソウル市内へ。
バス停から牛洞までシャトルタクシーで1,000W。そこからソウルまでのタクシーに乗り換えて12,000W。

SEOUL TOWER VILLE
TEL 82-17-218-8808インターネット(日本語)で申し込みOK。
我々が今回宿泊した場所は、南山タワーに登るロープウェイ下駅の近くにあるビレッジでした。長期宿泊もできるようでマンションの一室を借りるような感じ、我々は寝室3室、リビング・キッチン(冷蔵庫も有り)がある部屋(8人用・150,000W 一人当たり21,500W)を借りた。シャワー・トイレが2箇所あり、コーヒーも飲み放題、山屋には快適な宿泊施設でした。
前回は東山旅館に泊まって(一番安い部屋に泊まり、一人7,000W、確かにチョッと・・・でした。)みんなから、えらい文句を言われた(安いから仕方がないやんけ!)ことがあるが、今回は全員大満足でした。
主人も親切な方で、朝はリムジンバスの停留所まで送って頂く。

帰 国
世宗ホテル前からリムジンバスで仁川空港まで行き、関西空港へ帰る。

PA080003.jpg
東大門市場を歩く

PA080008.jpg
昼食のカムボックム(蛸鍋)

PA080015.jpg
白雲台への登山口

PA080020.jpg
峠からの仁寿峰

PA090026.jpg
いざ出陣

PA090028.jpg
大スラブを見上げる

PA090033.jpg
大スラブを登る飯窪パーテイ

PA090039.jpg
大スラブをフォローする中尾

PA090040.jpg
大スラブ2P目を見上げる

PA090045.jpg
大スラブをフォローする秋田

PA090050.jpg
仁寿Aを見上げる

PA090053.jpg
オアシステラス

PA090057.jpg
仁寿A1P目をフォローする村上

PA090061.jpg
仁寿A1P目をフォローする中尾

PA090066.jpg
仁寿A2P目

PA090070.jpg
仁寿A3P目をリードする飯窪

PA090057

PA090061

PA090066

PA090070

PA090075.jpg
仁寿A2P目をフォローする中尾

PA090076.jpg
仁寿A3P目をフォローする寺井

PA090087.jpg
仁寿A4P目をリードする岩田

PA090092.jpg
仁寿A終了点のコル

PA090102.jpg
コルからの壁を登る柳瀬

PA090103.jpg
タヌキの腹

PA090105.jpg
頂上

PA090106.jpg
白雲台を望む

PA090124.jpg
西壁の懸垂下降

PA090130.jpg
Bidulgを登る

PA090131.jpg
ペアで懸垂する韓国クライマー

PA090137.jpg
宮崎「いおり庵」の方々

PA090147.jpg
ソウルの夜景

PA100159.jpg
ショイナードBの取付き

PA100160.jpg
ショイナードを見上げる

PA100164.jpg
Godokの1P目

PA100170.jpg
Godokをリードする村上

PA100189.jpg
懸垂下降中の柳瀬

PA100204.jpg
白雲山荘の李さんと

PA100206.jpg
仁寿峰全景

PA100210.jpg
紅葉2題

PA100212.jpg
紅葉2題

PA100215.jpg
ソウル・タワー・ビラ

PA100216.jpg
明洞で買い物

PA100217.jpg
ヨン様グッズの屋台

PA100220.jpg
ソウル・タワー・ビラの部屋(1)

PA100222.jpg
ソウル・タワー・ビラの部屋(2)

 

関西蛍雪山岳会トップページへ

山行写真集トップページへ