仁寿峰 2004年10月9日〜10日
10月9日、晴天。昨日、小雨の大阪を飛び立ち、雨あがりのインチョン空港に降り立つが本日は絶好のクライミング日和である。
朝7:30より白雲山荘での朝食を済ませ、巨大な仁寿峰メインルートの取り付き、大スラブ下に向かう。
今日のルートは、インスA、4ピッチ、5.8グレードである。が、その下部に2ピッチ90メートル、5.7の大スラブがある。しかも、90m中にピンは2本しかない。さらにインスAのメインルートを抜けると、微妙なクラック壁と通称タヌキの腹と呼ばれる微妙なスラブが頂上直前に待ち構えている。全長8ピッチの超フリーなルートである。
先行パーティーは、飯窪(リード)、村上、柳瀬、寺井(OB)。後発は、岩田(リード)、秋田、中尾の全7名である。
取り付きのスラブは、フリクションは効くが、長く、下を見ると足がすくむ。しかも1本目のボルトは、核心の急傾斜を抜けた30m地点である。前回5年前は、ここで思いっきりミンミンして結局スラブの真ん中でどないすることも出来ず腹を決めて進んだ思い出があるが、今回は馴れたものですんなり越えられた。2ピッチ目は、傾斜
も緩く、手足のフリクションを効かせグイグイと登りインスAの取り付き、オアシステラスへ。
後発の岩田会長がオアシステラスに到着するころ、飯窪、インスAに取り付く。1ピッチ目は、外に開いた凹角クラックから徐々に狭いクラックへの35m。 グレードは、5.6となっているが登ってみるととんでもなかった。前半こそクラックの中をスイスイ行けたが、上部にはいるとクラックは狭くなり外に出て左右の開いたスラブに両手、両足を突っ張るオポジションで登る。それも外壁が徐々に開いてくるのでオポジションをとるのもギリギリでなんとか壁に張り付いている感じである。で、なんと1本目のボルトはその核心の上にあるのだ。そこまで3個のフレンズでプロテクションを取ってきたが、これが韓国流ということか。根性をみせろということなのか。ここで落ちるわけにもいかず、花崗岩の粒子の上をズリズリとラバーソールを滑らせ何とかボルトにクリップ。大阪なら5.9くらいのグレードはつきそうである。
2ピッチ目は、V字型のチムニーからはじまる。これがまた右の壁が上からかぶるようなチムニーでしかも滑りやすく非常に悪い。変則のバックアンドフットを駆使してフレンズを決めながらずり上がる。上部はクラックが狭くなり思い切って外に出てレイバックでクリアする。ルート図では5.8だが、大阪流では少なくとも5.10aは差し上げたいくらいであった。
3ピッチ目もV字型チムニーだが、ここは難なくクリアー。
4ピッチ目は、取り付きの大岩をエイヤー!で越えれば後は簡単なクラックを登ってコルに出て終了。ここで全員上がってくるのを待つ。どうやら部分的に2パーティーの7名がザイルで一つにつながったようである。
そこから短い2ピッチをのぼり、ソウルの街と北朝鮮側の山並みを見渡す絶景の頂上に出て終了。何とか念願の1本が登れた達成感と安堵感のなか記念写真を撮った。
・・・・・・・・・・・それにしても秋ちゃんは凄い。私が必死のパッチでリードしたルートを涼しい顔でフォローしてくる、さすが??年の貫禄である。
9:00スタート
15:30懸垂下降終了地点
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