八ヶ岳 アイスクライミング

2004年3月6日〜7日
メンバー: 村上・柳瀬・岩田

今回はアイス・クライミングの練習を徹底的にやろうと、いうことでピーク・ハントは二の次で両日共、沢に入りました。
5日(金)の夜、岩田の車で出発するが恵那山トンネルを越えると大雪。雪の高速をとろとろ走り、美濃戸口に着いたら明るくなりかけていました。先に着いていた関東の井上さんと食堂に入り、井上さんともう一人(すいません名前を忘れました)の女性の方が作ってくれたお鍋の朝食を美味しくいただき、井上さんの四駆で美濃戸まで上がる。(おかげで1時間歩くのが助かりました。)

ジョウゴ沢F1を登る井上さん ジョウゴ沢F2を登る岩田

関西の3人と井上さんの4人で、雪の中を赤岳鉱泉に行きテントを張るが、寒くてしようがない(温度はマイナス9度)。小屋でコーヒー(300円)を飲み、早速ジョウゴ沢に行くことにする。トレースが無くF1までは膝までのラッセル。村上と柳瀬さんは初めてのアイス・クライミング、そこで何度も繰り返して練習する。慣れて?きたのでF2に上がるが、氷の発達が悪く全体に氷が薄い。2本スクリューを打って、岩田がリードする。関東の女性が美濃戸で待っておられるので、井上さんはこれを登って、直ぐに下山される。どうもありがとうございました。(しかし、井上さんは若い!)

ジョウゴ沢F2を登る柳瀬 右俣大滝下を登る村上

その後、ナイアガラの滝まで登るが時間的に無理なので下部のナメで写真を撮って下山することにする。しかし、この場所は氷の殿堂という表現がピッタリの場所でした。
ここまで来ると温度が低いので氷の硬さが全然違い、アイゼンのツァッケが少ししか入らない。
時間は4時前、夕方になって来たので寒くなってきた。急いでテントに戻る。夜は5人分(古倉さんと阿部さんが来る予定だったが、体調と天気の関係で不参加になってしまった。)のお鍋とビールを3人でお腹がパンパンになるまで食いました。「ああ〜 幸せ・・・。」外はまだ雪が降り続いている。登山者も少なく、こんなひっそりした八ヶ岳は初めてでした。

ジョウゴ沢、ナイアガラの滝 柳沢小滝を登る古倉さん

翌日は下山途中にある、柳川南沢大滝・小滝にまたまたアイスに行くことにするが、赤岳鉱泉横に今年から出来ている「通称アイスキャンデー: 人工的に作ったアイスフォール」をまず登ることにする。ここは小屋に泊まっている人しか登れないということであるが、大阪府山岳連盟の名前を出したら「良いですよ」と言ってくれた。(昨日、コーヒーを飲んだ時に差し入れのチョコレート・ケーキを少し小屋の人にあげたのも効いたのかも知れない。)高さは約8メートルぐらいで、一番長いところで4級ぐらいか?1本づつ登ってから南沢大滝を目指す。小滝に着くと古倉さんが先に着いておられた。早速、古倉さん・村上。岩田・柳瀬に別れて小滝を登る。(急な部分は約8メートル)古倉さんの安定した登りを見て、みんな感心するばかり・・・。フリーがうまい人はアイスもうまいんや!全員2本登り、大滝へ行き時間が無いので記念撮影だけして下山することにする

アイスキャンデー 氷の間からこんにちは

岩田は「今度来るときは、絶対リードする!」と心に誓う。最後は樅の湯につかり、筋肉痛の身体を癒して15時に大阪へ向け出発、今回の山行を終えました。

関西蛍雪山岳会トップページに戻る