八ヶ岳 赤岳天狗尾根

日時: 2013年3月16日〜17日
メンバー: 望月、ブルーレー、野木

16日6時半美しが森駐車場出発。晴れ、雪は春山らしく締まっており歩きやすい。雪が少ない。林道から地獄谷に入り、2時間半ほどで小屋に到着。地獄谷は、過去12月、2月、3月と入ったことがあり、4回目だったが一番条件がよろしく、キレット小屋まで行くつもりで、赤岳沢に入る。ちょっと間違え地獄谷本谷に入りかけたが、望月氏の読図で即修正。10分ほど赤岳沢を詰め、尾根に取り付く。天気は良いが、気温が高く、傾斜も強くペースがなかなか上がらない。樹林帯の急登尾根が思ったより長く、岩稜が出てこない。一部ナイフリッジの通過に手間取り、後続パーティに追いつかれる。いつになればカニのハサミに着くのかと歩いているうちに、風が強くなり、後続バーティはテン場を探し始める。私たちは、18時ごろまでにキレット小屋へ着けばと思っていたため、先に進むがペースが上がらず岩場が出てこない。13時が過ぎ、時間は早いが明るいうちに小屋へ到着するのは困難と、テン場を探す。丁度、3人がぎりぎり寝れるスペースを見つけたため、ザックをおろしし空身で偵察に向かうと20分ほど先にカニのハサミに到着した。先の第一岩場も確認。やはり時間的に先に進むのは難しいとのことで荷のところまで戻りテントを張る。正面には旭と権現の東稜がみえ、遠くにははっきり富士山を眺めることができる最高のテン場で早めにまったりする。食担初のメイさんの夕食、レトルト豚汁などびっくりメニューだったが、やはりレトルトは味は最高。栄養たっぷり食事をしっかりとり早めに寝る。



17日、3時起床5時出発。やや暗い中、カニのハサミを通過し第一岩場に着くころは明るくなる。無風快晴、富士山もはっきり見える。左の稜線赤岳真教寺尾根も大勢が登っているのが見える。私たちは、順調に第2岩場(偽天狗)、大天狗、小天狗を通過。ペースはゆっくりだが、偽天狗と大天狗2か所のみロープを出す。稜線に到着したのが9時過ぎ。メイさんも頑張り、望月さんの希望もあり赤岳山頂は踏みたいとのことで、ツルネ東稜下降は時間的に困難と判断。望月氏の提案で真教寺尾根を下ることになる。赤岳山頂にたち記念撮影を行い、早々に下山開始。一般ルートだが、重い荷物を持って、雪山歩き慣れていないものにとっては厳しく、ゆっくり下降。美しが森に15時過ぎ到着となる。

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